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イギリスのロックバンド、THE BEATLESのポール・マッカートニーが撮った、超貴重なプライベート写真を中心とした展覧会が、明日7月19日より9月24日まで、東京シティビューで開催されます。
「ポール・マッカートニー 写真展 1963-64~Eyes of the Storm~」と題されたこの展覧会は、1963年12月から翌年2月までの3ヶ月間の様子をカメラに収めたものだそうです。
今回の展覧会のために収録された音声ガイドは、ポール自身が担当しています!
大阪でも予定されていて、会場はグランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ で、会期は2024年10月12日(土)から2025年1月5日(日) までです。
ポールのInstagramより、ロンドンで開かれた同展覧会での写真。
この頃のビートルズは、アメリカ進出へ向けての戦略をいろいろと試みているところでした。
そして、アメリカの若者を夢中にさせるのですが、大きなイベントのひとつとして、アメリカのバラエティー番組に出演しました。
どんな番組だったのか?演奏した曲は?
しばし、60年代へタイムスリップです!( ・∇・)
↓↓ビートルズについて書いています。
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アメリカがビートルズを観た日【エド・サリヴァン・ショー 1964年2月】セットリスト
ビートルズが出演したアメリカのバラエティー番組は、『エド・サリヴァン・ショー(ED SULLIVAN SHOW)』。
日曜日の夜8時から放送していました。お茶の間を賑わすゴールデンタイムですね。
2月7日に、飛行機でニューヨークへ降り立ったビートルズは、空港で記者会見の後、プラザホテルに宿泊。
エド・サリヴァン・ショーには、2月9日より3週連続、つまり3回出演しました。続けて3回も登場するなんて、すごく異例なこと。
1回目、席は700ほどしかないのに、観覧希望者は5万人以上もいたそうです。司会のサリヴァンが、「ビートルズが出る時のチケットを持っていたら、譲ってくれないか?」と冗談を言ったとか。
アメリカでは、「抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)」が、ビルボード1位を獲得したばかりで、ビートルズがどんな若者なのか、みんな興味深々だったわけです。
ビートルズのInstagramより、エド・サリヴァン・ショー出演時様子。
2月9日、アメリカ中が見つめる中、「All My Loving」で、エド・サリヴァン・ショーでのビートルズのパフォーマンスがスタートしました。
演奏された曲目です。
1回目 2月9日 ニューヨーク CBSスタジオ50
- 「All My Loving」
- 「Till There Was You」
- 「She Loves You」
- 「I Saw Her Standing There」
- 「I Want to Hold Your Hand 」
2回目 2月16日 マイアミ ドゥーヴィル・ホテルから生中継
- 「She Loves You」
- 「This Boy」
- 「All My Loving」
- 「I Saw Her Standing There」
- 「From Me To You」
- 「I Want To Hold Your Hand」
3日目 2月23日 2月9日の出演前に収録したもの
- 「Twist And Shout」
- 「Please Please Me」
- 「I Want To Hold Your Hand」
ものすごい勢いのある曲目ですね。
オリジナル曲がほとんどで、ビートルズは「自分たちで曲を作るバンド」というイメージがつき、ますますカッコよく映ったと思います。
合間も、歓声が全然収まらなくて、プチパニック状態だったみたいです。
ビートルズのYouTubeチャンネルより、エド・サリヴァン・ショーの映像
1回目の視聴率は72%。
放送時間帯の青少年の犯罪はゼロ。
およそ7300万人が、まさに「テレビの前に釘付け」でした。
ビートルズの面々は、アメリカで成功したイギリス人ミュージシャンの前例がないことから、全然期待せずに渡米したらしいです。
ところが、大旋風を巻き起こし、自分たちもびっくり!だったようですね。
ビリー・ジョエルなど後の大物ミュージシャンたちも、この番組を観て大きな影響を受けたそうです。
ビートルズをテレビで観たことで、「俺も!」と咄嗟に思ったり、目標が明確になったり、いろいろな人の運命を変えた夜だったのかもしれません。
アメリカがビートルズを観た日【エド・サリヴァン・ショー 1964年2月】
セットリスト : おしまいに
明日から始まるポールの写真展は、エド・サリヴァン・ショーの頃、ビートルズに世界中が熱狂していく最中に、4人がどんな表情をして過ごしていたのかを伝えてくれるものです。
ポールは、ほんの子どもだった自分たちは、ただただ驚くばかりだったと語っています。
こんな、異常現象の中に身を置かれれば、正気でなくなりそうなものですが、彼らはますます個性を発揮し、輝いていく。
生まれ持っての「スター」だったのか、若さゆえなのか…。そのどちらもか。
写真展では、4人の少年のごく普通の笑顔を発見して、そのギャップに驚かされそうですね。
読んでいただき、ありがとうございました。( ・∇・)
また素敵な音楽と出会えますように。Yua♪