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レディオヘッドのボーカル、トム・ヨークが先月来日し、各地で圧巻のパフォーマンスを披露。
ファンに人気のナンバーも次々繰り出して、みなさん心に残るライブとなったのではないでしょうか。
レディオヘッドは、恍惚とした揺れ動く美しい音色や、不協和音も伴うマイナーな響きなどから、
「ちょっと変わってる」とか
「難しそう」といったイメージがあるかもしれません。
確かにそうかもしれないのですが、聴いていくうちに
「何かわかる」と、共感するところができてきます。
そして、その魅力は無限大です。
今回は、そんなレディオヘッドの、ちょっとディープな名曲を3曲紹介します。
レディオヘッド入門向け記事はこちら
レディオヘッドのメンバーは?
レディオヘッドのInstagramより
イギリスのロックバンド レディオヘッド(Radiohead)は、トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、コリン・グリーンウッド、エド・オブライエン、フィル・セルウェイという、1992年のデビューから変わらないメンバー。
地元の仲間で結成し、結束力があり、メンバー全員で曲を育て上げるスタイルです。
とても多才な面々で、担当楽器も一つにとどまりません。
ストリングスやパーカッションの工夫が、サウンドに重厚感を出しています。
悩みを吐露するような内容の歌詞が、現代社会に疑問を投げかけることもあり、商業的な音楽とは一線を画しているイメージです。
スタジオ・アルバムも面白いのですが、ライブパフォーマンスの惹きつけ感がすごくて、一度観たら病みつきのステージ。
ライブでは再現しにくいようなシーンも、見事に演奏してくれます。
楽天ミュージック、Amazon Music Unlimited、どちらもレディオヘッドのアルバムが聴けます♪
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レディオヘッドのちょっとディープな名曲とは?3曲紹介!
レディオヘッドのInstagramより
今回は、少し深い曲の紹介ですので、じっくり聴いていただきたい3曲です。
それぞれの曲の、レディオヘッドのYouTubeチャンネルからのリンクと、Spotifyのサンプルを載せていますので、ぜひ浸ってみてください。
「ピラミッド・ソング」 (Pyramid Song)
5枚目のアルバム『アムニージアック』(Amnesiac)から、「ピラミッド・ソング」 (Pyramid Song) 。
トムが、エジプト神話の、死者が川を渡る場面を描いたアートに感動して作ったとされる曲です。
「There was nothing to fear and nothing to doubt
恐怖も 疑いも 何もなかった 」
究極の歌詞。複雑なようでシンプル、そして、ピラミッドのように対称な曲構成。
この曲には、そういった神がかった基盤があって、さらに感情を揺さぶる祈りのようなボーカルや、ストリングスの包容力や、噛み合わないようでピッタリなドラムが被さり、見た事のない場所を想像させます。
およそ4分の4拍子とは思えない、不思議な曲の流れは、数字的にいろいろ解釈されていて、ピラミッドと絡めて調べてみると面白いです。
そういった、エジプトの超越した文化と思想を思わせる、西洋からは離れた音色が印象的。
トムは、異国で伝わる「何もない」世界に、どこか救われるような感情を持ったのではないでしょうか。
「ゼア・ゼア」(There There)
6枚目のアルバム『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』(Hail to the Thief)から、「ゼア・ゼア」(There There)。
グルーヴを感じる、レディオヘッドのライブ定番曲です。
パーカッションとベースの動きなど、呪われたお祭りのリズムのようで、ゾクゾクするものがあります。
いつの間にか弾いてるジョニーのギターが、逃げていく、狂っていく、焦り感。
ミュージックビデオのシニカルな雰囲気は曲にピッタリです。
「ハウ・トュ・ディスアピア・コンプリートリー」(How to Disappear Completely)
4枚目のアルバム『キッド A』(Kid A)から、「ハウ・トュ・ディスアピア・コンプリートリー」(How to Disappear Completely)。
トムが見た、津波に追われる夢からインスパイアされた曲。
始まりから背後に流れる、オンド・マルトノ(鍵盤型電子楽器)の非現実的な音色と、アコースティック・ギターの懐かしい響きが、異素材マッチという感じです。
クラシック現代音楽に似た、不協和音がかなり主張していて不安感はありますが、曲の広がりがものすごく、ある意味パワフル。
トムが精神的に苦しんでいた時期に、マイケル・スタイプから、自分はここにはいないのだという意味の言葉を渡されたそうで、歌詞はそこからきています。
現実をぼやかすことで、持ち堪えていたのか…。
柔らかく流れるメロディーは、ひと言ひと言、問いかけるようです。
レディオヘッドのメンバーも、お気に入りの曲たち。
3曲とも、きっと何かしら感じるものがあるでしょう。
楽天ミュージック、Amazon Music Unlimited、どちらもレディオヘッドの今回紹介した曲が聴けます♪
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レディオヘッドのXより
レディオヘッドを知るなら、とにかくライブを観るべしです!
熱のこもった演奏に、トムの独特のダンスが入れば、もうそこは異世界。
ものすごく繊細で、だからこそ胸に迫る力強さを実感すること請け合いです。
来日、期待!
読んでいただき、ありがとうございました( ・∇・)
また素敵な音楽と出会えますように。Yua♪