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7月になりました。蒸し暑い。こんな気候にビートルズは来日し、汗だくで演奏してくれたのかと感服します。
しかも、6月30日の衣装は、ウールみたいな厚い生地のジャケット。
なぜ、梅雨時期の日本で厚着を？
そして、レコードと違う！と聴衆に思わせた原因を語ります。
【ビートルズ来日から58年】7月1日はチューニングや衣装に変化が！汗だくの訳
ビートルズ日本公演の写真や映像を観ると、ものすごく汗をかき、最終日のジョンはサングラスをしています。
衣装は、トレードマークのスーツなのですが、初日は日本の前に行われたドイツ公演と同じジャケットを着ているのです。ドイツは夜に冷え込むことろもあり、ちょっと涼しいから厚手の生地なんですね。
２日目に着ている、やや涼しそうなスーツが間に合わなかったらしいです。かわいそう。
私もプレイヤーなのでわかるのですが、衣装は大事です。コンディションの一つですね。暑すぎたら集中できない。
照明も強烈で、ずっと前を向いていられないほどだったとか。それでジョンはサングラスをしたのですね。
それに、照明は眩しいだけでなく、やっぱり暑い。
汗だくになる条件がそろっていた感じです。
【ビートルズ来日から58年】7月1日はチューニングや衣装に変化が！レギュラーチューニングで歌った「イエスタデイ」
ビートルズ日本公演は、わりと観客が静かだったと伝えられています。
厳重な警備もその要因ですが、日本人の気質ではないでしょうか。
いつもは全く聴こえない自分たちの演奏を、珍しく耳にしたビートルズは、放映予定だった初日の演奏はダメだと言います。
テレビ局は、急遽7月1日の昼公演を撮って夜の放送に間に合わせたそうです。
今まで、キャーキャー叫ぶばかりで演奏を聴いてくれなかった観客が、日本では聴いてくれる。
そして、自分たちはもっといい演奏を聴かせることができるんだ、そんなふうに思ったのでしょう。
ミーティングとリハーサルで入念に調整し、衣装も届き、7月1日は初日よりいいサウンドが出来上がりました。
演奏に関する話題の一つに、初日は半音下げチューニングだったことがよく上げられます。
演奏をされない方はわかりにくいと思いますが、ギターのような弦楽器は、決まっているピアノなどの音程よりも、弦を緩めておけば低い音程で弾けるのです。
いつもと同じ指使いで、音程を下げて演奏できます。
カラオケで声が出ない時に、キーを下げることができますよね。あんな感じです。
半音下げチューニングをしておけば、高音が歌いやすい。飛行機が遅れて、コンディションが思わしくなかったビートルズは、安全策を取ったという説が有力です。
私は、セットリストに「イエスタデイ」があったからだと思っています。
「イエスタデイ」は、元々、１音下げチューニングの曲です。曲の雰囲気を考えたベストなチューニングで、より「イエスタデイ」の切なさが活きる音程なんですね。
ポールは高音域を歌うのが得意なのですが、さすがに遠征で疲れているのに１音上げはリスクが高いと思われたのではないでしょうか。
そのような事情があるにも関わらず、7月1日の公演はレギュラーチューニングにしています。やっぱりその方が、ギターも弦に張りがある分響くし、何より聴き慣れたサウンドが蘇るわけです。
ポールは「イエスタデイ」の高音を難なくこなしています。ビートルズ根性ここにあり。これはこれでいいのですが、１音下げがいかに「イエスタデイ」に合っているかよくわかります。
個人的には、この時曲の最後にハミングでなく「Yesterday〜」と歌ってるのが好きです。
↓↓ビートルズのInstagramから、通常の１音下げチューニングの映像。
【ビートルズ来日から58年】7月1日はチューニングや衣装に変化が！: おしまいに
日本公演で「イエスタデイ」を歌い終わったポールが、「どうも、どうも」って言うの和みます。今でもポールは、来日すると日本語を言ってサービスしてくれますよね。
ポールの「GOT BACK」ツアーが秋から始まります。
今もパワフルなパフォーマンスで魅せる、ポール、リンゴ、また日本へも来てほしい！
ポールとリンゴが、それぞれビートルズの曲を披露するたびに、４人の絆は近年になってまた強くなったように感じます。
読んでいただきありがとうございました。( ・∇・)
また素敵な音楽に出会えますように。Yua♪
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