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パリオリンピック2024 が開幕し、日本のメダルラッシュに活気づいたり、寝不足の月曜日で憂鬱だったりですね。( ・∇・)
洋楽ファンには、歴代のオリンピックテーマ曲や大会に使われた音楽にも、いろいろな思い出があることでしょう。
私は、1984年のロサンゼルスオリンピックで、「スター・ウォーズ」の音楽などで有名なジョン・ウィリアムズ氏が書き下ろした、ファンファーレの記憶が鮮明です。
トランペットやってた子とか、一生懸命真似していましたね。
The United States Army Band “Pershing’s Own”のYouTubeチャンネルより、ロス五輪のファンファーレ
オリンピックを彩る音楽の中で、今回は「バルセロナ」という曲を紹介します。
↓↓パリオリンピックにちなんで、フランスのミュージシャンについて書いた記事です。
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1992年 オリンピックテーマ曲「バルセロナ」フレディとモンセラートのジャンルを越えたNewサウンド！
1992年のオリンピックは、スペインのバルセロナで開催されました。
スペインは、信じられないようなクオリティーの高い歌手をたくさん輩出しています。
その中でも、「三大テノール」の一人として知られるホセ・カレーラスが大会の音楽監督を務めました。
バルセロナ出身のソプラノ歌手、モンセラート・カバリェは、バルセロナがオリンピック開催地に決まると、大会テーマ曲を作るよう依頼されます。
モンセラートは、彼女の歌声を世界最高峰と称賛する、ロックバンド クイーンのヴォーカリスト、フレディ・マーキュリーに、この大役を手伝ってもらうことにしたのです。
オペラ歌手とロックバンドというと、異なる分野というイメージですが、モンセラートのベルカント唱法から作られる滑らかで響き渡る歌声と、フレディの力強く訴えかける歌い方が、新しくもひとつになる、平和の祭典にふさわしいパフォーマンスを創造しました。
その名も「Barcelona(バルセロナ)」。
都市の名前が、こんなに美しく聴こえる曲は初めてです。
前半は木管楽器の優しい音色と、二人の囁きのようなかけ合い。
中間部は、やや力強く、お互いを呼び、クリアなサウンドで夢の中を思わせるようなオーケストラと、後半には厚いコーラスの中に歌声が溶け込み、世界へと呼びかけが広がっていきます。
フェレディのYouTubeチャンネルより、モンセラートと歌う「バルセロナ」
1992年 オリンピックテーマ曲「バルセロナ」フレディとモンセラートのジャンルを越えたNewサウンド！: フレディの想い
モンセラートは、フレディに、バリトンで歌ってみてもいいのではと、提案してみたようでした。
でも、フレディは、自分のファンに僕の声がわからなくなると、それは受けなかったそうです。
フレディが、ファンの気持ちをよくわかっているエピソード。
そして、フレディの念願だった、ロックとオペラの融合には、バリトンの声でなく、フレディのロックの声でないと成立しないとも考えたのではないでしょうか。
このプロジェクトは、同名のアルバムも作られ、二人がオリンピック開会式でデュエットすることも決まっていました。
しかし、フレディが1991年に急死。大会に彼の姿はありませんでした。
非常に残念でしたが、フレディの音楽に対する情熱や、広くいろいろなサウンドを取り入れる心意気は、「バルセロナ」に込められています。
1992年 オリンピックテーマ曲「バルセロナ」フレディとモンセラートのジャンルを越えたNewサウンド！: おしまいに
新しいことに挑むときには、数々の壁が立ちはだかるものです。
フレディの人生は、常にその繰り返しで、それに向かって負けるどころか、葛藤はありながらも、楽しんでいる感じさえします。
自分の人生なのだから、こうしたいという信念が夢を叶えるんだと、歌っているようです。
読んでいただき、ありがとうございました。( ・∇・)
また素敵な音楽と出会えますように。Yua♪
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