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初のソロ・ツアー「EVERYTHING」で来日中のトム・ヨーク(THOM YORKE)。
一人様々な楽器を奏で、一人とは思えない広がりを魅せるトム独特の世界。
どっぷり浸かった観客からは、「来てくれてありがとー!」と感動のコメントが寄せられています。
このツアーでは、レディオヘッドの曲もかなり演奏され、ファン感涙だった模様。
今回は、アルバム『OK コンピューター』を中心に、レディオヘッドをあまり聴いたことがないけれど知りたいという方へ、彼らの魅力を紹介します。
レディオヘッドってどんなバンド?
レディオヘッドのInstagramより
イギリスのロックバンド レディオヘッド(Radiohead)は、トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、コリン・グリーンウッド、エド・オブライエン、フィル・セルウェイの5人で活動。
メンバーは、大学でそれぞれ学業を深めているためか、曲作りもまるでプロジェクトのように全員で練り上げ、時には大幅な変更を加えるこだわり派です。
トムが曲の骨組みを提供し、みんなで創り上げるスタイルのため、クレジットもメンバー全員の名前になっています。
一見不思議な、ジャケットなどのアートワークも注目されていて、ここにも様々なメッセージが込められているようです。
ジャンルとしてはオルタナティヴ・ロックといわれる、ちょっと憂いを秘めた感じの曲調ですが、電子音楽のイメージも強いし、クラシックの要素もあり、打楽器を大胆に使うこともありと、いつも驚きに似たインパクトを与えてくれます。
5人で試行錯誤して作品を創るところ、芸術的だし、理想的ですね。
楽天ミュージック、Amazon Music Unlimited、どちらもレディオヘッドの『OK コンピューター』が聴けます♪
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レディオヘッドの代表作『OK コンピューター』とは
レディオヘッドのInstagramより
レディオヘッド3作目のスタジオ・アルバム『OK コンピューター』は、世界中で大ヒットした彼らの代表作。
レディオヘッド入門には、このアルバムを聴いてみるとバンドの雰囲気が伝わりやすいかと思います。
「フィッター・ハッピアー」という曲では、コンピューターボイスに歌詞を読ませる面白い試みもあり、電子音楽色が強いですが、人間の切なさもしっかり歌われていて、その対比が印象的。
2017年には、リリース20周年記念の『OK COMPUTER OKNOTOK 1997 2017』が発売されました。
オリジナルのアナログ・テープより全曲リマスターの上に、ファンに人気の「I Promise」、「Lift」、「Man Of War」が初めて公式リリースとなり、Bサイド音源8曲も収録された豪華版です。
ここでは、『OK コンピューター』の中から、初めての方でも聴きやすい、おすすめの曲を紹介します。
それぞれ、Spotifyのサンプルと、レディオヘッドのYouTubeチャンネルからリンクを載せていますので、レディオヘッドの深い世界観を味わってみてください。
「エアバッグ」 (Airbag)
一曲目で鮮やかなオープニングを飾り、このアルバムを象徴する壮大さの「エアバッグ」。
やや機械っぽいバックに、トムの繊細な歌声が重なると、なんとも言えない化学反応が生まれて、早々にその世界へ引き摺り込まれます。
キラキラとした感じと叫びが融合した美しい一曲。
「パラノイド・アンドロイド」 (Paranoid Android)
6分超えの大作ですが、全然飽きることなく聴ける、レディオヘッドの金字塔「パラノイド・アンドロイド」。
パーカッションが効果的に使われ、ギターも派手に動く躍動的なシーンから、中間は、しっとりと聴かせる神々しいコーラス、終わりはまたしても目まぐるしく掻き乱され、急に電源オフになる。
ひとつの物語を聞いたような気持ちになれます。
「パラノイド・アンドロイド」をフジロックで聴いた時の感想です
フジロック’12 回想【レディオヘッド「パラノイド・アンドロイド」】魅惑的な憂いを目の当たりにした夜
「イグジット・ミュージック」(Exit Music (For a Film))
トムの掠れ気味の歌声が切ないアコースティックナンバー、「イグジット・ミュージック」。
アメリカ映画『ロミオ+ジュリエット』(レオナルド・ディカプリオ主演)のために書かれた曲ですので、美しくも哀しい心情が描き出されています。
バックに使われる効果音が、不安な気持ちも駆り立てる、ドラマチックな仕上がりです。
「カーマ・ポリス」(Karma Police)
メランコリックでも力強い、耳に残るメロディーラインの「カーマ・ポリス」。
アーティストたちからの評価が高く、ファンもお気に入り、レディオヘッドのアンセムです。
イントロから絡む、ピアノの音色が印象的。
終わりはこのアルバムらしく、電子音で締め括られます。
ライブのアンコール定番曲で、オーディエンス大合唱必須です。
『OK コンピューター』20周年記念盤『OKNOTOK』で公式リリースされた3曲
『OK コンピューター』20周年記念盤『OKNOTOK』で公式リリースされた、
「I Promise」、「Lift」、「Man Of War」も、それまでライブで演奏され、ファンにはお馴染みの曲。
メンバーが当時アルバムに収録しなかったのは、気に入らなかったからなのでしょうが、わりと聴きやすく、メロディーも覚えやすい3曲ですのでおすすめします。
レディオヘッドのYouTubeチャンネルで公開されているミュージックビデオは、非常にユニークかつ個性的。
収録された曲の雰囲気には統一感があり、こだわりの演出からいつ聴いてもフレッシュな感覚をもらえ、レディオヘッドを知る上で必聴のアルバムです。
楽天ミュージック、Amazon Music Unlimited、どちらもレディオヘッドの『OKNOTOK』が聴けます♪
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レディオヘッドのInstagramより
中毒性のあるライブ演奏に夢中なファンが多いレディオヘッド。
ステージの照明など、演出の芸術性も圧倒的です。
今回はトムのソロ・ツアーでしたが、絶対に忘れられないステージになるレディオヘッドのライブ、またハマりたいので全員の来日期待!
歳を重ねた彼らの新しい取り組みも、まだまだ楽しみです。
読んでいただき、ありがとうございました( ・∇・)
また素敵な音楽と出会えますように。Yua♪